ショートカットキーは何から覚えれば良いのか、と悩んでいた時期がありました。
外資系の会計事務所に勤務する私が実際に使っていて、
これだけ覚えればマウス移動を最小限にできると思うものを紹介します。
仕事はWindows、プライベートはMac(+ParallelsでWindows)を使っています。
各OS、ソフトに共通のショートカットキー 12選
これらのショートカットは基本中の基本です。
特に「直前の動作をやり直す」Ctrl + Z(Macは ⌘+Z)は便利です。
間違えて、やり直しをし過ぎてしまったときのために、
「やり直しのやり直し」Ctrl + Y(Macは ⌘+Shift+Z)もあわせて覚えておくと良いですね。
コピー | Ctrl + C(Macは ⌘+C) |
切り取り | Ctrl + X(Macは ⌘+X) |
ペースト | Ctrl + V(Macは ⌘+V) |
直前の動作をやり直す | Ctrl + Z(Macは ⌘+Z) |
やり直しのやり直し | Ctrl + Y(Macは ⌘+Shift+Z) |
上書き保存 | Ctrl + S(Macは ⌘+S) |
印刷 | Ctrl + P(Macは ⌘+P) |
アプリ・ウィンドウを閉じる | Ctrl + W・Q(Macは ⌘+W・Q) |
全て選択 | Ctrl + A(Macは ⌘+A) |
選択範囲の調整 | Shift + カーソルキー |
新規フォルダ作成 | Ctrl + Shift + N(Macは ⌘+Shift+N) |
文頭/文末にジャンプ | Ctrl + ←/→(Macは ⌘+←/→) |
Windows ショートカットキー 8選
デュアルディスプレイを使う場合、
ウィンドウを別のディスプレイに移動する「Win + Shift + ←、→」は必須です。
アプリ切り替え「Alt + Tab」や、名前をつけて保存「F12 ➡️ p(pdfの場合)/ j(jpgの場合)➡️ Enter」も頻繁に使うのでマスターしておくと効率化につながります。
パスのコピー「Ctrl + 右クリック ➡️ A」は、誰かと共有フォルダの場所を共有するときに便利です。
ログオフ「Win+L」は、在宅になってから使わなくなりましたね。
ウィンドウのリサイズ | Win + カーソルキー |
ウィンドウを別のディスプレイに移動 | Win + Shift + ←、→ |
アプリ切り替え | Alt + Tab |
名前をつけて保存 | F12 ➡️ p(pdfの場合)/ j(jpgの場合)➡️ Enter |
リネーム | F2 |
エクスプローラ開く | Win + E |
パスのコピー | Ctrl + 右クリック ➡️ A |
ログオフ | Win+L |
Mac ショートカットキー 11選
Macの便利なところは、Finder内のファイルの内容を開かずに閲覧することができるクイックルック「Space」の機能があることです。
アプリ切り替え | ⌘ + Tab |
開く | ⌘ + O(または、⌘ +↓) |
リネーム | Enter(Finderでファイルを選択して) |
クイックルック | Space(Finderでファイルを選択して) |
ファイルの削除 | ⌘ + Delete |
ゴミ箱を確認なしで空にする | ⌘ + Shift + Option + Delete |
範囲を選択してスクリーンショット | ⌘ + Shift + 4 |
←(左矢印) | (日本語入力で)zh |
↓(下矢印) | (日本語入力で)zj |
↑(上矢印) | (日本語入力で)zk |
→(右矢印) | (日本語入力で)zl |
Macには「ウィンドウのリサイズ」や「ウィンドウを別のディスプレイに移動」するショートカットキーがないため、これらの機能を使用するには、ShiftIt(無料)やBetterSnapTool(370円)、Magnet(980円)などのアプリを導入する必要があります。
残念なところは、Enterが「開く」ではなく、「リネーム」となってしまっていることです。
どうしてもEnterで開きたい場合、下の設定でWindowsと同じ挙動にすることができます。
- BetterTouchToolでFInderのアプリケーション使用時に「Enter」を「⌘ + O」に割り当てる
- システム環境設定のキーボード設定からF2を「名前を変更」に割り当てる
ただし、①でEnterを割り当ててしまうと、FInder上で文字変換する際にEnterを押すときにファイルが開いてしまうのでおすすめしません。。アプリの調整での限界ですね。
Excel(Windows版)ショートカットキー26選
Excelは業務で使うので、どうしても多くなってしまいました。
できる限り普段使用している、かつ重要なものに絞っています。
基本
セル入力 | F2 |
検索 | Ctrl + F |
置換 | Ctrl + H |
フィルタ | Ctrl + Shift + L |
行をグループ化、解除 | Shift ➡️ スペース ➡️ Shift + Alt + →(←) |
列をグループ化、解除 | Ctrl ➡️ スペース ➡️ Shift + Alt + →(←) |
書式設定 | Ctrl + 1 |
千円単位でカンマ | Shift + Ctrl + 1 |
選択したセルに外枠罫線を引く | Ctrl + Shift + 6 |
行挿入 | Shift ➡️ スペース ➡️ Shift + Ctrl + +(削除はCtrl+ー) |
列挿入 | Ctrl ➡️ スペース ➡️ Shift + Ctrl + +(削除はCtrl+-) |
左のセルをコピーして貼り付け | Ctrl + D |
上のセルをコピーして貼り付け | Ctrl + R |
シート操作関連
シート削除 | Alt ➡️ E ➡️ L |
シート挿入 | Shift + F11 |
シートを標準表示 | Alt ➡️ W ➡️ L |
改ページプレビュー | Alt ➡️ W ➡️ I |
シート切り替え 前・後 | Ctrl + Page Up(Page Down) |
「シート名の変更」にはショートカットがないので、仕方なくマウスでダブルクリックしています。
分析関連
少しマニアックになりますが、この辺りの操作をよく使う場合には覚えておくと快適です。
テーブル化 | Ctrl + T |
ピボットテーブル挿入 | Alt ➡️ N ➡️ V |
ゴールシーク | Alt ➡️ T ➡️ G |
参照元をトレース | Alt ➡️ M ➡️ P |
参照先をトレース | Alt ➡️ M ➡️ D |
トレース線を削除 | Alt ➡️ M ➡️ A ➡️ A |
番外編
Excelでタスクを管理している関係で、日付や時刻のショートカットを多用しています。
今日の日付 | Ctrl +; |
現在の時刻 | Ctrl +: |
Powerpoint(Windows版)ショートカットキー 9選
パワーポイントは見た目が命なので、体裁を整えるショートカットが多めです。
内容が大事なのはもちろんですが、パワーポイントを使うからには体裁にこだわることも重要だと思います。
このスライドからプレゼンテーション開始 | Shift + F5(最初からはF5のみ) |
スライドショーの終了 | Esc |
形式のコピー・貼り付け | Ctrl + Shift + C・V |
図形の移動(細かく) | Ctrl + カーソルキー |
図形の大きさ調整(細かく) | Ctrl + Shift + カーソルキー |
配置(左右中央揃え) | Alt ➡️ H ➡️ G ➡️ A ➡️ C |
配置(上下中央揃え) | Alt ➡️ H ➡️ G ➡️ A ➡️ M |
フォント変更 | 範囲を選択 ➡️ Ctrl+T ➡️ Tab ➡️ フォント入力名 ➡️ Enter |
リンク貼り付け | Alt ➡️ H ➡️ V ➡️ S ➡️ Enter ➡️ I ➡️ Enter |
通常の貼り付けではなく、「リンク貼り付け」をすることにより、例えば元々のExcelの形式を保ちつつ、
元のExcelで変更を加えた際にPowerpoint上でも変更が反映されるようになります。
(Powerpoint上で右クリックから「リンクの更新」を押さないと変更が反映されない場合もあります)
更新も楽ですし、貼り付け元のExcelデータの場所もすぐ分かりますので、便利です。
Outlook(Windows版)ショートカットキー 7選
Outlookを使う場合には、「メールを特定のフォルダに移動」と「任意のフォルダに移動」は絶対に覚えて欲しいです。
これを使えるかどうかで、メールの処理速度に大きな違いが出てきます。
フォルダ名はアルファベットでつけておくと、最初の数文字ほど入力するだけでそのフォルダへ移動できるので、おすすめです。
メールを特定のフォルダに移動 | Ctrl + Shift + V ➡️ フォルダ名の頭文字を入力(or カーソルキー)➡️ Enter |
任意のフォルダに切り替え | Ctrl + Y ➡️ フォルダ名の頭文字を入力(or カーソルキー)➡️ Enter |
メール読む、閉じる | Enterで開いて、Escで閉じる |
受信トレイに切り替え | Ctrl + Shift + I |
全員に返信 | Ctrl + Shift + R |
メール送信 | Ctrl + Enter |
インデント下げる | Ctrl + T |
Chrome ショートカットキー 3選
調べものをするときにできるだけ効率よく操作することを考えると、これぐらいを押さえておけば大丈夫でしょう。
検索窓にカーソル合わせる | Ctrl + L(Macは ⌘ + L) |
タブ移動 | Ctrl + Tab / Ctrl + Shift + Tab (Macは ⌘ + Option + カーソルキー) |
新規タブ | Ctrl + T(Macは ⌘ + T) |
Gmail ショートカットキー 7選
受信トレイに切り替え | G ➡️ I |
全てのメールに切り替え | G ➡️ A |
アーカイブ | E |
返信 | R |
転送 | F |
送信 | Ctrl + Enter(Macは ⌘+Enter) |
新規メール作成 | C |
前のメール / 次のメールに移動 | J / K |
Gmailで重要なのはショートカットキーはもちろん、「メールの自動振り分け設定」で受信トレイには重要なメールだけが届くようにすることです。
まとめ:ショートカットキーで効率化を実現しましょう
ショートカットキーを使って、たった1秒しか短縮にならないとしても、
同じ動作を1日数十回、数百回やっているとしたら、大きな差になります。
まずは、よく使う作業にショートカットキーがあるかを調べて、あるなら徹底的に覚えましょう。
自分だけのショートカットキーのカンペを作成することもおすすめです。
私は、どうしても覚えられなくて、最初はポストイットに書いて机やディスプレイに貼り付けて覚えるような力技を使っていました。
この中に一つでも役に立つショートカットキーがあれば幸いです。