【合格体験談】働きながら1年5ヶ月でUSCPA(米国公認会計士)試験に合格するまでの道のり

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この記事では、私が働きながら1年5ヶ月でUSCPA(米国公認会計士)試験に合格した体験談を紹介します。
この1年5ヶ月は勉強開始から最終試験日までの期間です。

私がUSCPAを取得しようと思い立ったとき、こんな疑問が浮かびました。

  • USCPAで人生は変わるのか?コスパはいいのか?
  • どれくらいの会計知識・英語力で、どれぐらいの期間でUSCPAに合格できる?
  • 働きながらでも取得できる?
  • 予備校はどこがおすすめ?
  • 総費用はどれぐらいかかる?

人によってバックグラウンドは様々ですが、
一つの事例として私の経験談をもとにこれらの疑問点に答えていきます。

この記事のまとめ
  • USCPAの取得後の転職で平均的な年収から2倍以上UPに成功
  • 働きながらでも1年5ヶ月で合格は可能
  • 予備校はTACがおすすめ
  • 合格までの総費用は100万円
目次

USCPAで人生は変わるのか?コスパはいいのか?

USCPAの取得後の転職で、翌年の年収が1.8倍、その翌年には2倍以上あげることに成功しました。
合格までにかかる費用は高いものの、転職により年収UPすればすぐに回収できます。
現在の年収が平均的で、年収を上げるために転職したい場合には、検討の価値はあります。

私の会計知識と英語力

会計知識

勉強当時、中小の会計事務所に勤務していました。
資格としては税理士試験の会計科目(簿記論と財務諸表論)、簿記2級に合格していました。
監査の知識はゼロでした。

USCPAの会計科目(BEC、FAR)はUSGAAP(米国の会計基準)とIFRS(国際会計基準)からの出題ですが、
会計の大部分は世界共通であるため日本の会計知識があることは有利になります。

英語力

私は幼少期に海外に数年間在住していた経験があります。
仕事でも日常的に英語の読み書きをしていました。

英語力があることはだいぶ有利に働きますが、文章を書く問題はBECのみでの出題で、
USCPA試験の基本は4択や穴埋め問題です。
USCPA試験の英語は専門用語を押さえれば攻略できます。

USCPA試験にかかった勉強時間は?

勉強開始から最終試験日まで1年5ヶ月かかりました。
各科目のざっくりとした勉強時間は以下の通りです。
通勤時間に講義を聞いたり、問題を解いたりした時間が厳密には入っていないので、参考程度に。

月平均の残業時間は20時間程度でしたので、勉強時間の確保には残業時間を減らすことが必須です。

科目名時間
BEC140時間(受験回数1回)
FAR150時間(受験回数1回)
AUD230時間(受験回数3回)
REG290時間(受験回数3回)
合計810時間

人間は忘れる生き物なので、長期間にわたって勉強するよりも、
短期間で集中的に詰め込み、忘れないうちに試験を受験することが重要です。
(参考:エビングハウスの忘却曲線)

USCPA合格にかかる総費用は?

2017-2019の情報ですが、私が実際にUSCPA合格までに要した費用を紹介します。
なるべく費用を抑えたかったため、TACのBecker30を受講しました。

REGとAUDを3回ずつ受けることになってしまったため、合計で100万円かかりました。
それぞれ1回ずつの受験で合格できた場合には、受験料29万円、合計67万円でした。

金額
TACの講座受講料(教育ローン+教育訓練給付制度利用)229,614円
出願のための単位取得費用120,000円
学歴審査費用等25,949円
受験料(計8回)566,782円
合計1,001,555円

こちらはあくまで合格までにかかる費用で、ライセンス取得のために会計等の単位が足りない場合には
追加で単位取得の費用がかかります。
単位が足りない場合には予備校のパックを使用する方が総費用は安くなるケースもあります。
私はワシントンでライセンスを取得しましたが、ライセンス取得までは上記に加えて、33万円かかりました。

USCPA試験の予備校はどこがおすすめ?

USCPA試験の大手予備校

USCPA試験の主な予備校としてはいくつかの選択肢があります。
私は最終的にTACを選びました。

学校名特徴
TAC米国の大手予備校であるBeckerと提携
資格の分野で多くの実績を出している
アビタス日英併記のオリジナル教材を使用
プロアクティブ英語のオリジナル教材、ユニークな講師
大原簿記学校米国の予備校Rodgerと提携
TACと並ぶ資格の学校

TACを選んだ理由

私がTACを選んだ理由は3つあります。

  1. 本場アメリカで最大手の予備校であるBeckerと提携している
  2. BeckerはiPad・iPhone、mac、windowsのアプリがあり、紙で問題を解く必要がなかった
  3. Becker 30コースという価格と質のバランスの取れたコースがあった

結果としては、大満足でした。

Becker 30コースでも要点のみを押さえた日本語での講義や日英併記のテキストを含む総まとめ講義があります。
監査論や米国税法・米国ビジネス法を学んだことのない私でもそこまでハードルが高く感じませんでした。

各予備校の印象

実際には通っていませんので、独断と偏見により各予備校の印象を書いてみます。

アビタス
  • 受講料が高い
  • オリジナル教材は本当によいのか?
  • 単位取得がオンラインで完結するのは良い
プロアクティブ
  • 受講料が安い
  • 講師がおもしろそう
  • 単位取得がオンラインで完結するのは良い
大原簿記学校
  • 他の学校と比べると特徴が見つけられなかった
  • あまりUSCPAに力を入れてなさそう

各予備校の費用の比較はこちらのページをご覧ください。

まとめ:覚悟とお金は必要だが、USCPAは人生を変える

私はUSCPAを取得して年収を大幅に上げることに成功しました。

英語で会計や税法を勉強したことにより、より専門的な語彙力が増え、日本の税法を英語で説明する際にも、より洗練された表現で伝えられるようになりました。

まとめ
  • USCPAの取得後の転職で平均的な年収から2倍以上UPに成功
  • 働きながらでも1年5ヶ月で合格は可能(一定の会計知識は必要)
  • 予備校の費用を安くしたい場合は、がおすすめ
  • 合格までの総費用は100万円

各予備校の無料説明会や資料請求はこちらから→プロアクティブ

各予備校の費用はこの記事でまとめています。
【2021年版】USCPA合格・取得までの総費用、予備校別のまとめ

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