USCPAを受験することを決めたものの、受験のために必要な単位の取得費用がわかりづらくて、結局いくらになるのかよくわからない。。と、悩んでいませんか?
実際、USCPAのライセンスを取得した私も受験当初にいくらかかるのか、全貌を把握しておらず、最終的には余計に費用がかかってしまいました。
この記事がこれからUSCPAの受験を考えている方の助けに少しでもなれば幸いです。
- 出身学部別のUSCPA単位取得費用(4つのケースで比較)
- 予備校ごとの単位取得費用の違い
まずやること:各州の必要単位数・各予備校の単位プログラムを把握する
まず、各州の受験・ライセンス取得のために必要な単位数を把握しましょう。こちらの記事で書いています。
→【3つの基準】USCPA 出願州の決め方、受験資格・ライセンス要件まとめ
上記の記事で各予備校の単位プログラムの概要もまとめていますが、主な特徴は以下のとおりです。
- TAC:単位取得費用が別途かかる。追加講座費用がかかる場合あり。
- アビタス:単位取得費用は含まれる。最もシンプル。
- プロアクティブ:単位取得費用は別途かかる。
- 大原:単位取得費用は含まれる。追加取得可能単位の上限が低い(=ワシントン州を受験できない可能性あり)。
ケース別の単位取得費用
単位取得費用の計算にあたっての留意点は以下のとおり。
- 共通:1科目3単位で計算
- TAC:単位受験料18,000円/科目、単位取得のための入学金7,000円
- アビタス:ライトパックの追加単位受験料24,200円/科目
- プロアクティブ:$250/科目(1ドル110円で換算=27,500円/科目)
州はアラスカ(受験資格がゆるい)、ニューヨーク(同じく受験資格がゆるい)、ワシントン(ライセンス取得州として最有力)に絞りました。
特にTACは仕組みが複雑なので、あくまで参考例として見ていただければ幸いです。
ケース1:会計・ビジネス単位が共に0【文学部系、理系卒】
ケース2:会計単位0、ビジネス単位がいくつかある(12と仮定)【文学部系、法学部】
文学部や法学部出身の場合には、ビジネス単位を既にいくつか持っているケースがあります。
中途半端にあると結局ビジネス単位がいくつUSCPAの単位として認められるか、ということも調査が必要なため要注意です。
ケース3:会計・ビジネス単位が共にいくつかある(12ずつと仮定)【法学部、商学部、経済学部】
会計・ビジネス単位がどちらも12ずつあると仮定した場合の単位取得費用は以下のとおり。
ケース4:会計・ビジネス単位が十分にある(どちらも24以上)【商学部、経済学部】
会計・ビジネス単位がどちらも24以上ある場合、これらの州では追加取得費用はかかりません。
ケースからわかる各予備校の違い
アビタスの場合は、ライトパックとフルパックの料金差が199,500円なので、ケース1(会計もビジネスも0単位)に該当し、ワシントンと決めている方にとってはフルパックを選択した方が結果的に安くなります。
フルパックとライトパックの違いは単位取得可能な数だけですし。
大原は、会計18単位、ビジネス6単位までしか取得できないため、ケース1〜3の場合、ワシントンの受験資格を満たすことができません。
TACは単位取得のために追加費用がかかるため、不足している単位に応じて結構変動します。
プロアクティブは最も講座受講料が低いことが特徴です。会計・ビジネス単位が0でワシントンを目指す場合であっても、アビタスやTACよりも単位取得費用を含めた総費用は安くなります。
まとめ:思わぬ出費に注意
アビタスと大原は、講座料金に単位取得費用も含まれているため、非常にわかりやすい料金体系です。
TACの場合は特に、講座受講料と合わせると結局高くなってしまった。。(私の場合です。。)ということもあるので、予備校を選ぶ時点で調査しておくことをオススメします。
単位を含めた総費用はこちらの記事で書いています。
今回の記事であなたに当てはまる単位費用を、置きかえてみると、実際の費用と近い金額になるでしょう。
→【2021年版】USCPA合格・取得までの総費用、予備校別のまとめ